20年度富山県建設優良工事等表彰式が23日、富山市の富山県民会館で開かれ、受賞各社の功績をたたえた。
冒頭、新田八朗知事が「特に優秀と認められた工事で、安全面や環境面に十分配慮されて、創意工夫がなされたもの。県土強靭化、低迷する地域経済の活性化の双方の達成を目指し、令和のニューディール政策を掲げており、建設業界の協力なしにはできない。業界、県、市町村、県民がワンチームとなって、地域社会の持続的な発展、安全・安心な暮らしを実現するために取り組んでいく」とあいさつ。続いて、新田知事が知事賞(14件)代表の伊藤建設、堀口正農林水産部長が農林水産部長賞(17件)代表の辻建設、江幡光博土木部長が土木部長賞(25件)代表の昭和建設に賞状を授与した。企業局優良工事(2件)や産業経済部門建設功労(2件)の表彰も行われた。
来賓の筱岡貞郎県議会副議長が「県発展の基盤となる社会資本の整備、除雪や災害時の迅速な対応など安全・安心の確保に貢献され、深く感謝を申し上げる。引き続き、良質な社会資本整備に尽力いただき、建設行政を取り巻く課題に対して支援、協力をお願いしたい」と祝辞。受賞者を代表して謝辞に立った佐藤工業の金子政史常務執行役員北陸支店長は「今後とも公共インフラの更新、社会資本整備へ発注者と連携し、社会的使命を果たしていく。事業推進の一端を担えるよう研さんに励み、新しい時代に対応できる技術と経営に優れた企業として、県のさらなる発展のため貢献していく」と述べた。