国立大学法人金沢大学は、金沢市角間町の角間キャンパス2期地区に計画する産学連携研究拠点施設について、21年1月下旬から2月にかけて入札公告し、4月初旬に開札へと運ぶスケジュールを想定している。
同施設は、大手化学品メーカーのダイセル(大阪市、小河義美代表取締役社長)の出資金を活用した「新産学協働研究所」(仮称)とし、施設内では林業、農業、水産業の産品や副産物、廃棄物といった資源を化学変換プロセスにより各種バイオマス新素材へと変換する研究に乗り出す。自然科学3号館の西側に増築され、建設規模がSRC造7階建て延べ7700平方メートル。22年秋の完成を見込む。
設計は内藤建築事務所(名古屋事務所)が担当している。