新田八朗富山県知事と県商工会議所連合会との懇談会が14日、富山第一ホテルで開かれ、県西部地域内での県営武道館設置などを盛り込んだ21年度県政に対する意見・要望事項を手交した。
連合会からは高木繁雄会長のほか塩谷雄一副会長、県内会議所の会頭らが出席。冒頭、高木会長が「コロナ禍にあって県内の中小企業、小規模事業者は事業の継続、雇用の維持に必死に取り組んでいる。ぜひとも県内事業者の切実な声を取り上げ、要望を斟酌していただきたい」とあいさつした。
新田知事は「県成長戦略会議を立ち上げ、次の世代のための種まきをスピード感を持って進めていきたい。ウィズコロナ、アフターコロナに向けて、企業や市町村、県民とともにワンチームとなって、次の時代を作り上げていく」と述べ、新型コロナ感染拡大防止と11月補正予算を説明した。
主な要望は次の通り。
▽コロナ禍の長期化を踏まえた中小企業・小規模事業者への支援
▽高岡テクノドームの整備(機能拡充)
▽重要文化財勝興寺の国宝指定
▽次世代型システムによる将来も持続可能な城端・氷見線(LRT化、ICカード化)
▽新規創業(ゲーム産業)に対する支援の充実
▽庄川水系利賀ダムの建設促進
▽新たな賑わい創出拠点、都市防災拠点となる複合施設の整備事業等に対する支援(滑川)
▽県内産業の活性化