県営繕課は8日、新年度早期の工事発注を目指して20年度内に設計を前倒しする小規模営繕工事をまとめた。いわゆる「前年度設計」は21年度、42件に工事費1億2300万円を見込んだ。
通常の場合、現年度に設計に取り掛かり、その後工事発注するため工期が年度末に集中する傾向がある。「前年度設計」の活用によって翌年度早期の発注が可能となり、余裕を持った工期設定につなげる。
前年度設計の対象は500万円未満の営繕工事。
同課は外注委託費900万円をすでに各建築住宅課に配分しており、各課は自前や外注して設計に着手する。前年度設計により21年度実施する工事は、鳥取地区17件で4960万円、中部地区16件で4340万円、米子地区9件に3000万円。主な工事は次の通り。
※鳥取地区
▼とりぎん文化会館真空遮断機等取替工事(400万円)▼鳥取砂丘コナン空港給水ポンプ更新工事(500万円)▼佐治川ダム管理事務所シート防水改修工事(400万円)▼福祉人材研修センター給水ポンプ更新工事(400万円)
※中部地区
▼倉吉体育文化会館空調設備改修工事(400万円)▼東郷はわい臨海公園燕趙園空調設備改修工事(400万円)▼栽培漁業センター管理棟照明器具LED化工事(400万円)
※米子地区
▼米子コンベンションセンター照明設備LED化工事(400万円)▼県立武道館弓道場近的防矢壁設置工事(500万円)▼西部総合事務所福祉保健局空調設備改修工事(400万円)
日刊建設工業新聞