幅広くビジネス交流事業を促す目的の北陸・関西連携会議は4日開かれ、新しい代表幹事に、福井商工会議所の伊東忠昭会頭が選任された。
同会議は金沢、富山、福井、京都、神戸、大津、大阪の7商工会議所で構成。京都、神戸、大阪の働きかけで15年7月に設立。一層の連携強化が目的。今回8回目は、コロナでオンライン開催となった。冒頭のみ公開され、金沢商工会議所の安宅建樹会頭と、大阪商工会議所の尾崎裕会頭が挨拶した。
議事内容は、北陸新幹線の早期全線開業の実現にむけ、共同アピールを決議。金沢〜敦賀間の着実な整備促進や、早期全線開業の実現、財源確保および着工に向けた環境整備、敦賀開業後の利用者の利便性確保、関西の自治体のリーダーシップ発揮を、7会議所の総意とした。このあと西日本旅客鉄道の倉坂昇治取締役兼専務執行役員総合企画本部長による、北陸新幹線の最新動向と大阪延伸にむけた課題などの講演を聴いた。参加者で自由懇談も実施。オブザーバーとして西日本旅客鉄道の前田洋明執行役員金沢支社長が参加した。