国土交通省宇野港湾事務所は、水島港玉島地区航路(マイナス12b)しゅんせつ工事その3を12月下旬に公告する。同事業では現在、中国地方整備局から水島港玉島地区航路(マイナス12b)しゅんせつ工事、宇野港湾事務所から同工事その2を公告中。
しゅんせつその3の概要はグラブしゅんせつ工および空気圧送揚土が各約3万8000立方b、工期は4カ月、発注規模は1億5000万円以上2億5000万円未満、工事場所は倉敷市玉島乙島。公告済みの(マイナス12b)しゅんせつはグラブしゅんせつ工と空気圧送揚土がそれぞれ約25万立方b他、同その2も同様に各約2万8000立方b。
水島港港域整備では、航路泊地部分が2020年度に終わり、玉島東航路のしゅんせつに本格着手する段階。航路を供用したまま浚渫するため、東西半分づつに分け東側を先行した後、西側に取り掛かる。今のところ玉島東航路のマイナス12bを幅230bで沖合約1・4`まで進め、その後は東側の水島玉島航路(幅260b)のしゅんせつに移行する方針。
現時点でのスケジュールでは、2021年度第1四半期に玉島東航路の西港内側を発注し、その続きとなる西港外側を21年11月ごろ発注する見通し。同事業は、大型貨物船が出入りできるようにするためのしゅんせつ改良で、今後の水深調査次第で流動的だが、少なくともまだ4〜5カ年は航路しゅんせつを継続していく見通し。
「提供:建通新聞社」