東大阪市は、PFIを導入する「東大阪市営北蛇草住宅C棟建替工事」の実施方針を2021年2月に公表することを明らかにした。実施方針の公表後、設計・施工と入居者移転支援業務などを行う事業者を21年6月に公募型プロポーザルで募る。事業実施期間は22〜26年度までの5年間を予定している。
建設予定地は旧北蛇草住宅の6、9、10、14号棟の跡地となる東大阪市長瀬町1ノ19。耐震不足や老朽化が進む既存棟5棟(7、8、11、12、13号棟)に変わるC棟の建て替えを行った後、既存棟5棟を解体する計画。
既存棟は、鉄筋コンクリート造4〜5階建てで住戸数は16〜22戸。新たに建設するC棟の想定規模については、鉄筋コンクリート造5階建て以上で住戸数は70戸程度としている。
同住宅は約30棟で構成されており、全棟を対象に耐震診断を実施したところ一部の棟で耐震性の不足や老朽化が判明した。今回のC棟建て替えは、A棟、B棟に続き、3期目の建て替えとなる。
提供:建通新聞社