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建通新聞社(東京)
2020/12/02

【東京】JR 大井町駅前に延べ25・9万uビル

 JRとりんかい線、東急大井町線が乗り入れる大井町駅前の再開発が具体化する。JR東日本は、JR広町社宅跡地や劇団四季の劇場などを含む区域に「大井町駅周辺広町地区開発」として総延べ床面積約25万9000平方bの再開発ビルを建設する。オフィスを中心に、約300戸の住宅やホテルなどの機能を導入する予定。工期は2022〜25年度。このほど、環境影響評価調査計画書をまとめ、東京都に提出した。
 事業区域は、品川区広町2丁目地内の敷地面積約3万0700平方b。南東側には大井町駅が、西側には品川区役所が位置している。敷地内は区画道路によってA―1敷地(面積約2万3600平方b)とA―2敷地(面積約7100平方b)に分かれている。
 このうち、大井町駅に近いA―1敷地には、地下4階地上23階建てのオフィス棟と、地下2階地上26階建ての住宅棟を建てる。延べ床面積は合計で約25万平方b。構造は鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造で、最高高さは約114b。
 品川区役所側にあるA―2敷地では、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ約9000平方bの商業棟を整備する。最高高さは約17b。建物上部に広場空間を設け、防災拠点としても活用する。
 大井町駅からは、それぞれの建物をつなぐデッキを3階レベルに設置する。
 敷地内には、劇団四季の「キャッツ・シアター」「劇団四季劇場・夏」とJR広町社宅跡地に期間限定で開設したスポーツ施設「スポル品川大井町」、鉄道関連施設などが立地している。22年度までにそれぞれの所有者が施設を解体・撤去する。
 広町地区のまちづくりに関しては、18年7月に品川区とJR東日本が「広町地区におけるまちづくりの推進に関する協定書」を締結した。土地再編による都市基盤整備や施設規模、周辺地区とのまちづくりの連携などについて共同で検討している。

提供:建通新聞社