建設新聞社
2020/11/30
【東北・青森】福田組・志田内海JVに決定/青森市の複合型商業施設「THREE」ほか新築
新町街づくり(青森市堤町2の1の3 工藤猛代表取締役)は、青森市新町の百貨店・中三青森本店解体跡地に、複合型商業施設「THREE」ほかの新築を計画しており施工者選定へ27日、条件付き一般競争入札を行った結果、福田組・志田内海JVに決定した。落札価格、入札者は非公表。
これは、青森市新町1の7の1地内に1974年に開業した中三青森本店が、老朽化により耐震対策が必要と判断されたことなどから、店舗を解体した跡地に中心市街地の活性化などを目的として新店舗や集合住宅が入居する複合施設整備を立案したもの。
計画では、RCおよびS造14階建て、延べ1万6884・98平方bの本館(商業・集合住宅棟)「THREE」と、S造5階建て、延べ7301・61平方bの自走式立体駐車場・店舗棟「アネックス棟」を建設。本館は1〜4階を中三百貨店をはじめとする商業施設とし、5階以上は集合住宅棟で構成し、戸数は86戸となっている。隣接する224台収容できる自走式駐車場は、1階部分に商業スペースを設ける。また、雪国でも快適に利用できるように本館3階と駐車場4階に連絡通路を設置する。
今回の工事では、「THREE」と「アネックス棟」の建築工事、電気設備工事、機械設備工事、昇降機設備工事、外構工事を一括して行う。工期は2023年3月までで、内装・環境工事を整え同年春ごろのグランドオープンを目指す。
なお、実施設計は菅野宏史建築設計事務所・工藤真人建築設計事務所JVが担当。事業開発はMiK、マンション事業はタカラレーベン東北、総事業費は約90億円を試算している。
提供:建設新聞社