トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設新聞社
2020/11/30

【東北・青森】大成建設グループを特定/青森市アリーナ・セントラルパーク等整備運営事業

 青森市は27日、老朽化した市民体育館の代替施設として青森操車場跡地に建設を計画している「青森市アリーナおよび青い森セントラルパーク等」について、設計・建設および維持管理・運営を行う事業者を公募型プロポーザル方式で選定した結果、大成建設グループを最優秀提案者に特定した。
 応募者は3グループで、提案内容を青森市アリーナおよび青い森セントラルパーク等整備運営事業者選定委員会が審査した。大成建設グループの構成企業は川島隆太郎建築事務所、藤本建設、豊産管理、オカモト、青森放送。協力企業は隈研吾建築都市設計事務所、青森市緑化事業協同組合、アール・エー・ビーサービス、AKcompany、MiK。 提案価格は107億7406万3520円(税込み)。
 この事業は、青森市浦町の操車場跡地の市有地約5・2fと東側広場約3・6fおよび西側広場約2・0fに、地域の安心を支える拠点、多用な交通でアクセスできる拠点、にぎわいを生み出す健康・交流拠点の三つを基本方針に、アリーナ整備や南北自由通路、駅前広場、駐車場・駐輪場などの整備を計画。
 メーンアリーナは、プロバスケットボールのBリーグ、プロバレーボールのVリーグの公式試合や2026年開催予定の国民スポーツ大会での卓球競技が開催できる床面積:競技フロア面積2000平方b以上、バスケットボールコート2面を確保できる仕様にする。観客席はBリーグおよびVリーグの公式試合開催時3500席以上、コンサート等のイベント時には5000席以上を確保する。
 また、▽サブアリーナ▽多目的ルーム▽その他諸室(器具庫、屋内ジョギングコース、ロッカールーム、大会関係者用諸室、医務室、授乳室、管理事務室、エントランスホール、トイレ、防災備蓄倉庫、機械・電気室など)▽緑地・広場▽駐車場(300台程度)▽防災備蓄倉庫を設ける。
 今回の事業の整備運営について、設計・建設・維持管理・運営一括発注方式(DBO)および都市公園法に基づく公募設置管理制度(Park―PFI)を併用し実施する。
 なお、事業期間は設計・建設期間を21年4月〜24年3月まで、維持管理・運営期間を24年4月〜39年3月までとしている。

 提供:建設新聞社