佐渡市は27日、「新佐渡市立両津病院基本設計業務委託」を公募型プロポーザルで公告した。
単体または3者以内JVが対象。参加表明書を12月11日まで受け付け、16日に1次審査結果を通知する(書類審査で上位5者程度を選定)。技術提案書は21年1月4日から20日まで受け付け、下旬から2月上旬に2次審査(公開プレゼンおよびヒアリング)を行い、審査結果を通知。中旬までに契約を締結する。
主な資格は、単体・JV構成員ともに一級建築士事務所の登録者で、10年4月以降に独立行政法人国立病院機構、国立大学法人、都道府県もしくは市町村が設置する病院または公的病院の整備(一般病棟50床以上の病院新築か診療棟を含む一般病棟50床以上の病棟建替えに限る)に関する設計業務を元請として受託し、業務を完了した4件以上の実績を有することなど。また、JVの他の構成員は一級建築士事務所の登録者で、県内に本社(代表者が県内に本社を有する場合、この限りではない)を有し、病院の設計業務に従事した経験を有することが条件。
計画では、両津文化会館を解体した跡地およびその周辺の敷地約1万1000平方メートル(梅津2314番地1ほか)への移転新築に向けた基本設計を策定するもの。建設規模は3階建て延べ約5700平方メートルを想定し、病床数は60床(一般45から48床、地域包括ケア12から15床)で、診療科目は内科、小児科、歯科口腔外科、外科、整形外科、産婦人科、耳鼻咽喉科、矯正歯科の8科。駐車場は約200台を確保する。業務委託費は3139万4000円(税込み)を上限とし、履行期間は21年10月31日まで。
基本設計完了後は、21年秋ごろから1年かけて実施設計を行い、着工は22年冬ごろとなり、24年10月の開院を目指している。概算事業費は約51億6000万円。
整備基本計画策定支援業務と基本設計等支援業務は病院システム(東京都)が担当している。