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建通新聞社四国
2020/11/27

【高知】本山町 21年7月に新庁舎新築移転工事を発注

 本山町は、新庁舎移転新築工事を2021年7月にも指名競争入札で発注する。当初は20年度の発注を目指していたが、敷地造成に向けた設計に遅れが生じており、造成工事の発注がずれ込む見込みとなったため。完成時期も当初より4カ月程度遅れ、22年11月となる見通し。
 基本設計段階での規模は鉄骨造3階建て延べ2375平方b。「風景の通り道をつくる配置計画」「周辺施設と連携した駐車場・広場」「余白空間を生み出す」「にぎわいがにじむ嶺北産木材ファザート」「光と活動を取り込む立体的な吹抜」の5点を設計のポイントに挙げており、現在進めている実施設計で具体化する。
 現段階の計画では、1階には住民生活課やまちづくり推進課など窓口業務が多い課や町民ロビー、内外の一体利用や休日利用が可能なホール、キッズコーナーなど、2階には総務課や政策企画課などの事業系の課、町長室、応接室、学校帰りに児童が学習できるグループスタディーホールなど、3階には議場や議員控室、町民や観光客に開放されたライブラリーホール、福利厚生室などを配置する。また庁舎北側には「川のテラス」を設置、駐車場は64台分を確保する。
 現在の庁舎は1959年の建設で耐震性がなく、設備の老朽化が進んでいる。また庁舎が分散し利便性が不足しているという課題もあるため庁舎を移転新築する。移転先は、国道439号に近い旧特別養護老人ホーム嶺北荘跡地。基本・実施設計は遠藤克彦建築研究所(東京都港区)が担当。
提供:建通新聞社