枚方京田辺環境施設組合は、DBO方式を用いた「可燃ごみ広域処理施設整備・運営事業」の実施方針を公表した。事業スケジュールとして2021年4月上旬に入札を公告し、同年5月下旬に参加表明書と参加資格確認申請書類を受け付け、9月中旬までに提案書の提出を求める。21年11月には落札者を決定し、基本協定・仮契約の締結を経て22年2月に事業契約を締結、3月に設計・施工に着手する見通しだ。
参加資格は、構成員(単独またはグループ)と協力企業で構成する者とし、建築一式工事での総合評定値が1000点以上であることを求める他、国内で全連続燃焼式焼却施設(ストーカ方式、施設規模168d/1日)、焼却処理に伴う余熱による発電設備を有するストーカ方式焼却施設の設計・施工を元請けとして受注した実績を有することなど。
業務では、設計・施工をはじめ運営・受付管理、運転管理、維持管理、防火・防災管理などを行う。事業期間は設計・施工期間が26年3月30日まで、運営期間が26年3月31日から46年3月31日まで。
新焼却炉は、ストーカ方式(全連続燃焼式)1基で焼却能力は1日最大168d。建設地は京都府京田辺市田辺ボケ谷、甘南備台2丁目他。環境センター甘南備園の南側に位置する敷地面積3万5600平方b。
同事業は、老朽化などが懸念される枚方市の穂谷川清掃工場(1日最大200dのストーカ方式燃却炉1基)と京田辺市の甘南備園焼却施設(1日最大80d、16時間当たり40d×2基の流動床焼却炉)の状況を踏まえ、枚方市と京田辺市が共同で同施設の後継となる新ごみ処理場の建設を計画した。
提供:建通新聞社