枚方市は、老朽化などに伴う王仁公園の再整備に向けてサウンディング型市場調査を実施し、参加者から「公募設置管理制度(Park―PFI)の活用による再整備の理解を得られた」などの意見が寄せられたことを公表した。今後、対象施設の絞り込み、事業内容や具体的な公募条件などの整理を目的とした2回目のサウンディングを2021年度に実施し、基本方針の策定を進める。
サウンディングには22者が参加。参加者からは、Park―PFIの活用による再整備の理解は得られた一方、プールに関する意見として「既存のような夏季限定の屋外施設の管理、通年利用可能な屋内施設の整備ともに民間投資だけでは難しい」との意見が寄せられた。
また、プールと併せて整備・管理したい施設として、▽健康運動施設▽飲食・物販施設▽アウトドア施設▽屋内交流施設―などの施設が挙げられた。
公園の所在地は王仁公園1ノ1。敷地面積は9・29fで、1万0234平方bのプール施設(50bプール、流水プール、造波プール、幼児プール、管理棟)、運動施設(運動広場1面、テニスコート4面、バレーボールコート2面、常設駐車場220台)が立地する。
同公園は、1971年の開設から約50年が経過し、公園全体の老朽化などの問題を抱えている。将来的な公園の在り方とともにPPP・PFI手法の導入などを含めた施設運営の見直しが必要とされていた。
提供:建通新聞社