名古屋市上下水道局は、耐震性能が不足している朝日系導水路B管の更新に向けた詳細設計に着手する。これに先立ち設計業務の一般競争入札を公告した。2021年12月〜22年1月上旬にも設計成果を得て、工事発注に備える方針だ。
工事箇所は、愛知県稲沢市片原一色町地内の県道458号一宮弥富線との交差部付近〜同市井堀川東町地内の三宅川交差部付近までの延長2570b。既設B管(管径1800_)に、パイプインパイプ工法で管径1500_の耐震管を敷設する。
朝日系導水路は、朝日取水場〜大治浄水場を結び、A〜C管の3本がある。全体延長は各管ともに約14・6`、全体延長のうち大部分の既設管径は1800_。
B管の一部で継手部の耐震性能が不足しているため、更新を実施する計画。更新するのは、朝日取水場から大治浄水場方向に向かう延長9・4`区間。
19年度に実施した基本設計で、耐震性が不足する全区間の管渠更新が必要とみている。今回設計は、第1工区とも位置付けられ、複数工区に分けて設計・工事を進めていく見込み。
提供:建通新聞社