新ごみ処理施設の「建設候補地」
コストやアクセス、配置計画などから判断
松塩地区広域施設組合は、新ごみ処理施設の建設に係る建設場所について、現松本クリーンセンター敷地(松本市島内地籍、約24ha)を最優先候補地に選んだ。11月24日に開いた議員協議会で明らかにした。
最優先候補地は、コンサルタントの評価、買収・建設コスト、アクセス性、配置計画―の観点から判断した。
同候補地は、地域隣接の活断層や浸水想定区域を考慮した施設強化の必要はあるが、他の候補地の用地造成や環境整備費と比較してもコストは低くなる見通し。現施設の敷地のため買収等の必要がないほか、将来的に焼却処理だけでなく、資源回収施設の設置や余熱利用施設の検討も可能とした。
候補地の選定は、コンサルタント2社に委託し、候補地17カ所の比較評価や総合評価を行い、適正度の順位をつけている。
現松本クリーンセンター敷地は、2社とも優先順位を1位と評価した。ほかの候補地は、松本市入山辺地籍(約13ha)、松本市寿地籍(約5ha)―など。
今後は、地域との合意形成・覚書等の締結に向け、地域住民への説明を進めていく。
提供:新建新聞社