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　富山県は、高岡児童相談所移転改築工事として１１月補正予算案に債務負担行為７億２５５０万５０００円を設定した。２１年３月ごろの着工を目指す。
　建設規模はＲＣ造３階建て延べ１３９７平方メートル。場所は高岡市赤祖父地内の県高岡総合庁舎駐車場部分で、敷地面積約２１００平方メートル。相談室を８室に増設し、児童居室も８室に増やして個室化・男女別に整備する。このほか、心理判定室、観察室、静養室、学習室、プレイルーム、食堂、事務室、会議室などを設ける。２２年度の供用開始を予定している。
　設計は、創建築事務所が担当。
　高岡市本丸町地内の高岡児相は、１９７９年に開設。老朽化に加え、職員の増加により施設や駐車場が手狭となっていた。移転改築することで相談機能や一時保護機能の充実、児童福祉司の増員による人員体制の強化を図る。