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　社会福祉法人町屋福祉会（福井市円山１丁目６０１）は、越前市による制限付き一般競争入札で買受事業者に特定された、老人福祉センター今寿苑跡地（杉尾町）の活用に向け、小規模多機能型居宅介護事業所に他の機能を併設し、複合化する方向で検討している。
　今立地域の高齢者福祉機能を強化するため、市は売却にあたり総合評価落札方式を適用し、介護サービス事業所の開設を条件に設定。具体的な整備内容は提案項目の１つとし、町屋福祉会では、小規模多機能型居宅介護事業所の開設を提案した。
　対象となるのは、杉尾町１字２４―１ほかの計３４４６・３２平方メートル。敷地には余裕があるため、有効利用を図りたい意向で、どのような機能が併設可能か、介護サービスに限らず広い視野で検討したいとしている。
　なお、既存建物は２１年度に越前市が解体予定。入札の実施にあたっては、土地の引渡しから１年以内の着工、２年以内の竣工を求めていた。