石川県立高松病院事務局総務課は18日、かほく市内高松地内「高松病院管理診療棟改築工事(診察棟等・建築)」(11日開札分)の結果を公表し、6億3500万円で応札した表・豊蔵・小倉特定建設工事共同企業体に落札が決まった。予定価格は6億5360万円だった。
工事概要については、本体(診察棟)S造4階建て延べ2439平方メートル、付属建物(リハビリ棟渡り廊下)S造2階建て延べ38平方メートルの増築にかかる建築工一式。工期は21年10月29日(一部債務負担行為)まで。
新たな診察(外来)棟では高齢者の認知症、児童の発達障害など、患者の年齢や症状ごとに待合スペースを配置するとともに、診療ゾーンを分離。特に児童は外来受付、待合スペース、診察所を全て2階に独立して設け、より快適な受診環境を実現。認知症及び精神疾患外来は1階、医局は2階にそれぞれ配す。
実施設計はT・O・N・E(意匠)、小西建築構造設計(構造)、ムラシマ事務所(設備)が担当した。