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建設経済新聞社
2020/11/18

【京都】11月補正に福祉系3センター関連費 土壌汚染対策の債務負担設定

 京都市は17日、11月補正予算案を発表した。新型コロナウイルス感染症対策費など増額補正が5億8000万円、臨時交付金充当事業減額補正が4億4000万円となり、補正の規模は1億4000万円。
 建設関連をみると、文化市民局は、二条城本格修理事業に限度額5億円の債務負担行為を設定。平成30年度から進める本丸御殿玄関、御書院、御常御殿の3棟の本格修理事業について、屋根や壁などの解体後の詳細調査の結果、当初契約から、構造補強方法等に変更が必要となり、工費の増額と工期の延長が必要となったため、債務負担行為を設定する。
 また二条城本格修理事業繰越明許費補正に8500万円を設定。構造補強方法の変更に伴い、令和2年度に予定していた工事を、構造補強工事の実施後に行う必要が生じたため、繰越明許費を設定する。
 保健福祉局は、地域リハビリテーション推進センター、こころの健康増進センター及び児童福祉センターの一体化整備事業に限度額3500万円の債務負担行為を設定。土壌汚染調査で判明した土壌汚染の対策工事に着手する必要が生じたため、債務負担行為を設定する。
 このほかでは、事業継続に向けた中小企業等担い手確保・育成支援事業の充実に3億4000万円を増額する。
 予算案以外をみると、楽只保育所新築工事(園舎がW造一部RC造2階建、延1390u、自転車置場がアルミニウム合金造平屋建(4棟)、延52u/竣工期限は令和3年12月28日)について、轄rヒ工務店(京都市西京区)と4億4550万円で契約する工事請負契約案、近衛中学校増築工事(体育館がRC造一部S造平屋建、999u、物置が軽量S造平屋建(2棟)、延8u、渡り廊下がアルミニウム合金造平屋建(2棟)、31u/竣工期限は着工命令の日から14ヵ月以内)について、鞄。井組(京都市伏見区)と4億4814万円で契約する工事請負契約案や、大宮交通公園の指定管理者の指定案(大和リース葛椏s支店グループ(大阪市中央区)、指定期間は令和3年4月1日から令和22年10月31日まで)、地球温暖化対策条例の一部改正案などを提出する。