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　福井市は１６日、手寄１丁目４―１のＡＯＳＳＡ１階アトリウムで、「令和２年度福井市技能功労者表彰式」を開催した。
　優れた技能を有し、技能向上および後継者育成に貢献したことにより、技能継承および市の産業発展に寄与した技能者を「福井市技能功労者」として表彰するもの。
　今年度の受賞者は、▽久世康史（グラン・シェフクーゼー）▽安本健一（安本写真館）▽太田正信（太田忍工務店）▽中村欣吾（成和建設）▽京谷剛（久保水工業）▽宮下盛吉（宮下建築）▽船曳智治（船曳左官）▽細井和秋（アド・アートシセード）▽川嵜一雄（フクダイ）▽岡嵜朝藏（栄太楼）▽田中謙治（和みｋａｐｐｏ喜水）▽福岡一夫（寿し割烹八重）―の計１２人（敬称略）。過去５年間で最多となる、９職種１２人が対象となった。
　式ではまず、東村新一市長が受賞者一人ひとりに表彰額を手渡したうえで、「日々磨き上げてきた優れた技能は大切な財産であると同時に、福井の誇り」と称え、「今後も市が将来にわたり持続的に発展するためには、これらの財産を生かし、産業の振興や経済の活性化につなげるとともに、次世代を担う若い人たちに継承していくことが重要」と指摘。
　続けて「皆様の優れた技能や福井が誇るものづくりの素晴らしさを広く発信し、地域の活力と魅力向上に取り組む」と方針を示し、「受賞を契機に、今後とも新たな高みを目指し、ますますのご活躍を期待している」と呼びかけた。
　これに対し、受賞者を代表して川嵜氏が「さらなる技術の研鑽に励むとともに、若い世代に輝かしい未来を与えられるよう、力を尽くしたい」と謝辞を述べた。