笠岡市・井原市・浅口市・矢掛町・里庄町の3市2町で構成する岡山県西部衛生施設組合は、新ごみ処理施設の建設に当たり環境影響評価実施計画書をまとめた。24日まで縦覧を行い、市民などからの意見を踏まえ環境アセスメントに着手、2022年春ごろに評価書を作成する見込み。25年度の稼働を目指しているが、新型コロナ感染症拡大の影響もありずれ込む可能性がある。
計画では、笠岡市と浅口市、里庄町が利用している里庄清掃工場と井原市と矢掛町が利用している井原クリーンセンターを集約し、1日当たり130d(65d×2炉)の全連続燃焼式焼却炉(ストーカ式)をDBO方式で整備する方針。里庄清掃工場敷地北側約6300平方bを候補地とし各施設を配置する。
施設整備方針は、▽安全・安定・安心な施設▽環境に配慮した施設▽経済的・効率的な施設▽エネルギーを有効活用する施設▽災害に強い施設。
また同組合では、建設に関連した地元還元施設として、余熱を利用した温水プール、フィットネスジム、温浴施設、会議室などの整備を検討している。
「提供:建通新聞社」