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建通新聞社(中部)
2020/11/18

【愛知】愛知県 交通ビジョン今後の方向にMaaS

 愛知県都市整備局は、あいち公共交通ビジョンの年次レポートをまとめた。今後の方向性では従来施策に加え、新たにMaaSの実装を取り組むべき施策として盛り込んだ。
 MaaSの導入に向けて同県は、2月にMaaS推進会議(県ITS推進協議会の内部組織)を設置。MaaSの普及、地域でのMaaS推進などに取り組んできた。今後は、▽交通事業者をはじめ小売り、飲食、観光などの幅広い業種の事業者が連携した、多様なサービスの提供▽サブスクリプションなど柔軟な料金設定による、移動需要の喚起―に向け、具体的施策の検討を深めていく方向だ。
 従来施策では引き続き、リニア中央新幹線開業を見据えた総合的な交通ネットワーク充実、移動時の混雑回避への対応、多様な移動手段の確保を図る。具体的には、名古屋駅のスーパーターミナル化による、スムーズな乗り換え空間の確保、鉄道の速達化による、名古屋駅から「40分交通圏」の拡大(名鉄三河線の複線化などによる名古屋駅〜豊田市間のアクセス向上)に取り組んでいく。

提供:建通新聞社