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建通新聞社（静岡）
2020/11/18
【静岡】静岡県下田市 新庁舎建設事業を延期
下田市は、本年度の着工を予定していた新庁舎建設事業を延期する。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で財源が不足することが見込まれるため。事業は21年度に再検討する。
事業は老朽化が進み、また津波浸水想定区域内にある市役所庁舎を、現在の伊豆急下田駅付近から約２㌔北側の津波浸水域外の稲生沢地区に移転新築するもの。現在の計画では新庁舎の規模は鉄骨一部４階建て耐震構造で、延べ５８６２平方㍍となっている。設計は安井・池田・堀越英嗣ＡＲＣＨＩＴＥＣＴ５設計共同企業体が担当した。
17年12月に建設予定地を決め、19年秋の着手を計画していたが、入札不調などで工事が遅れていた。
また、新型コロナウイルス感染症による大幅な税収減や、コロナ対策への追加的財政出動など財政面への影響を踏まえて本年度の事業執行の延期を決めた。市は市議会12月定例会で20年度の事業費13億１１００万円の減額補正案を提出する予定だ。
新庁舎建設事業は21年度に再検討する。市によると財政の見通しを踏まえ既定の計画地を基本に、「安価」「安全」「早期整備」―の視点で検討していくという。財政状況によっては設計を見直し、業務の再発注なども視野に入れている。
提供：建通新聞社
（2020/11/18）
建通新聞社 静岡支社
事業は老朽化が進み、また津波浸水想定区域内にある市役所庁舎を、現在の伊豆急下田駅付近から約２㌔北側の津波浸水域外の稲生沢地区に移転新築するもの。現在の計画では新庁舎の規模は鉄骨一部４階建て耐震構造で、延べ５８６２平方㍍となっている。設計は安井・池田・堀越英嗣ＡＲＣＨＩＴＥＣＴ５設計共同企業体が担当した。
17年12月に建設予定地を決め、19年秋の着手を計画していたが、入札不調などで工事が遅れていた。
また、新型コロナウイルス感染症による大幅な税収減や、コロナ対策への追加的財政出動など財政面への影響を踏まえて本年度の事業執行の延期を決めた。市は市議会12月定例会で20年度の事業費13億１１００万円の減額補正案を提出する予定だ。
新庁舎建設事業は21年度に再検討する。市によると財政の見通しを踏まえ既定の計画地を基本に、「安価」「安全」「早期整備」―の視点で検討していくという。財政状況によっては設計を見直し、業務の再発注なども視野に入れている。
提供：建通新聞社
（2020/11/18）
建通新聞社 静岡支社
