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日刊建設工業新聞
2020/11/17

【鳥取】ゼロ県債34・6億円要求へ/県道改良や河床掘削など/年明けから年度末に発注

 県土整備部は翌年度予算を先食いするゼロ県債(債務負担行為)34億6500万円を16日までにまとめた。26日開会予定の11月定例県議会に提出し、年明けから年度末にかけて前倒し発注する。
 内訳は防災・安全交付金や社会資本整備総合交付金など一般公共が17億7400万円、小規模砂防施設新設など単県公共が16億9000万円。
 県道改良では倉吉江府溝口線(桝水工区)や東郷湖線(長和田工区)の土工、津山智頭八東線(郷原〜西野)の設計などに3億3000万円。
 河川の流下能力を高める樹木伐採・河床掘削は河内川、八東川、洗川、日野川などに4億3300万円を投入する。
 砂防新規事業化調整費は、奥谷川(鳥取市横枕)、椋波下谷川(倉吉市)など6カ所に4750万円。治山事業新規事業化調整では深山口地区(江府町)など4カ所の設計費1350万円を盛り込んだ。
 また、港湾・漁港は鳥取港や田後港、淀江漁港の浚渫に2億円を充てる。
 県土別では▼鳥取県土9億2500万円▼八頭県土4億3400万円▼中部県土6億1800万円▼米子県土10億3600万円▼日野県土3億7600万円

西浜航路2万m3を浚渫
 「11月補正」に1億円

 県土整備部は「11月補正」の土木公共事業費として1億円を要求し、鳥取港の西浜航路を浚渫する。主要航路の千代航路が繰り返し閉塞しており、緊急時に備えて西浜航路を代替航路として確保する。水深10bと航路幅80bを保持するため土量2万立方bの浚渫に9000万円、浚渫後の水路測量に1000万円を見込んだ。
 また、一般事業として鳥取港利用推進事業に1000万円を補正。主要航路を西浜航路に切り替えるため、港内静穏度を解析調査して第1防波堤延伸の暫定計画を取りまとめる。
 このほか淀江産廃処理施設計画地の地下水調査は、地質調査費6000万円を追加する。

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