新潟大学災害・復興科学研究所の安田浩保准教授と小野組(胎内市)の小野貴史代表取締役社長が発起人代表となり、防災の観点から産学官が一体となって共同研究を行うコンソーシアムの発会式が27日、新潟市中央区のANAクラウンプラザホテル新潟で開かれる。
コンソーシアムは、防災の観点に基づき河川を中心とした改良技術の研究を行う産学官による共同研究センターの設置に伴い、河川に携われる技術者や建設業界の人員が減少する一方、近年の気候変動により、豪雨災害の増加や公共財の被災による対応が厳しい状況になってきていることから、共同連携し実施することで高度な人材育成も図ることが目的。
当日は、地方の建設分野にかかわる産学官が一体となって取り組む高度な人材育成に関する講演や、16年に開始した河川を自律的に制御する新技術の開発を目的としたARCEプロジェクトの研究成果発表が行われる。