越前市は、地域密着型介護サービス事業所の開設を条件とする、越前市老人福祉センター今寿苑跡地(杉尾町)の売却に向けた制限付き一般競争入札で、社会福祉法人町屋福祉会を買受事業者に特定した。
今立地域の高齢者福祉機能を強化するため、総合評価落札方式を適用し、介護サービス事業所の開設を条件に設定。整備内容は提案項目の1つとしていたが、町屋福祉会では、小規模多機能型居宅介護事業所の開設を提案したという。
対象となるのは、杉尾町1字24―1ほかの計3446・32平方メートル。予定価格(最低売却価格)が2798万4118円に対し、落札金額は3000万円。
既存建物は21年度に市が解体するとし、入札にあたっては、土地の引渡しから1年以内の着工、2年以内の竣工を求めていた。