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鹿児島建設新聞
2020/11/13

【鹿児島】曽於市 本庁舎増築設計プロポ/最優秀は武田建築事務所/来年8月にも本体入札

 曽於市の本庁舎増築事業は、基本・実施設計にかかる業者選定を指名型プロポーザル方式で実施した結果、最優秀者に武田建築事務所を選定した。総評では、既存庁舎と斜めに接続する配置案が「コンパクトで分かりやすい動線」などと高評価。今後は、11月中旬にも契約し、2021年6月ごろをめどに業務を推進する予定。本体工は、2021年8月ごろの入札を見込んでいる。
 指名型プロポは県内11社に指名通知を行い、10社が提案書を提出。プレゼンテーション・ヒアリングには、武田建築事務所、衞藤中山設計、下舞設計の3者が進んでいた。
 最優秀者に選ばれた武田建築事務所の提案は、増築する庁舎(S造2階建約2300u)を既存庁舎(RC造3階建4790・77u)の南側に角度を付けて配置。1・2階部分を斜めに接続することで、防災拠点施設としての機能や来庁者、一時避難者に分かりやすいコンパクトな動線が生まれ、中庭の有効活用も図られる点などが総合的に評価された。
 今後は11月中旬にも契約締結し、21年6月ごろをめどに業務を推進。順調に進めば、21年8月ごろにも本体工にかかる入札に行い、9月議会での契約議案承認を経て着工する予定。建築の工区分けや設備分離にするかを含めた発注方式等は設計の中で詳細を詰め、22年6〜7月の完成、9月の供用開始を目指す。

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