京都市は10日、山科区の京都市鏡山保育所の民間移管に取り組むと発表した。
10月20日に社会福祉法人京都社会福祉協会(理事長今井豊嗣氏、京都市東山区三条通大橋東二町目73−2)から京都市に、民間移管に係る提案書の提出があり、待機児童対策、鏡山保育所の老朽化対策及び民間移管に伴う財政効果が見込まれることなどから、総合的に検討した結果、市は鏡山保育所の民間移管に取り組むことを決めた。
京都社会福祉協会の提案は、@京都市鏡山保育所の民間移管を受け、京都社会福祉協会が運営する山科保育園(乳児園)と合わせて、乳幼一体の保育を実施するA令和6年度末までに定員増を伴う建替え整備を行い、鏡山保育所及び山科保育園の老朽化問題を解消するとともに、山科2提供区域における保育必要量確保に協力する。
提案を踏まえ、市は広く移管先法人等の募集を行うこととし、市はぐくみ推進審議会児童福祉分科会市営保育所移管先選定部会で募集要項案を審議し、とりまとめた上で、募集要項を策定し、募集を行う。
民間移管の実施時期は令和5年4月の予定。
住宅街に立地する鏡山保育所(京都市山科区厨子奥苗代元町16−5/RC造2階建、約599u、昭和50年築)の定員は90人。
鏡山保育所の北西側には京都社会福祉協会が運営する山科保育園(京都市山科区厨子奥苗代元町31、敷地面積435・50u/W造平屋建、241・32u、昭和42年設立)があり、定員は50人(乳児のみ)。