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建通新聞社(中部)
2020/11/12

【岐阜】高山市の7月豪雨災害 29憶超を12月から順次発注

 高山市は、令和2年7月豪雨に伴う河川や道路の被災箇所の工事を12月から順次発注する予定だ。整備箇所は全体で186カ所となり、雑費を含む査定額は29億1181万円余に上る。発注件数は、施工場所の近い箇所などを精査して数件ずつまとめるため全体で100件程度になる予定。
 内訳を見ると、3次査定が31件で2億0353万円、4次査定が53件で5億1840万円、5次査定が57件で10億4368万円、6次査定が11億4620万円となっている。
 工事の発注については、現在農地被災に関しての災害査定を進めており、これが確定し調整後となるため、12月からの発注となる。
 高山市では、7月3日から8日にかけて日本付近に停滞した梅雨前線の影響で、暖かく非常に湿った空気が継続して流れ込み、断続的に雨が降り続き、市内の連続雨量は7月3日〜15日までに938・5_に達した。市内では、各地の交通網が遮断され、朝日町や上宝町・奥飛騨温泉郷、一之宮町、高根町、丹生川町の一部が孤立した。
 被災したのは、道路や河川、橋梁被害が500件以上となった。また農地や農業用施設被害は200件近くとなっている。

提供:建通新聞社