京都市は、1日付で北区鷹峯木ノ畑町の鷹峯市営住宅を用途廃止した。同住宅跡地は今後売却予定。
市は、楽只・鷹峯市営住宅団地再生計画に基づき、楽只市営住宅第24棟を建設し、平成30年12月に完成。同住棟へ鷹峯市営住宅入居者の移転が完了したため、鷹峯市営住宅を廃止するもので、令和2年9月市会に提出した市営住宅条例の一部改正案は、10月27日に原案通り可決された。
鷹峯市営住宅は楽只市営住宅から約400m北側の北区鷹峯木ノ畑町に位置し、敷地面積は6296・85u。
用途地域は第一種中高層住居専用地域で、建ぺい率が60%、容積率が200%。高度地区は12m第1種。
管理戸数は130戸で、昭和40年度完成の1棟がRC造4階建、順に昭和43年度、44年度、46年度完成の2棟、3棟、4棟がRC造5階建。
市は、新型コロナウイルスを踏まえた中期財政収支見通しをとりまとめ。深刻な財源不足が続くと想定しており、財政構造の改善の一環で遊休資産の売却・貸付等による民間活力を活用した財源の確保を重点項目の一つに掲げている。
その中で保有資産の総点検を実施。鷹峯市営住宅跡地については、登記面積約6297u、相続路税線価16万円で、概算額10億1000万円程度と試算した。