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北陸工業新聞社
2020/11/12

【福井】代表に原子力研究開発機構/もんじゅ新研究炉概念設計・運営検討/文科省/京都大学・福井大学が参画

 文部科学省は10日、「もんじゅサイトに設置する新たな試験研究炉の概念設計及び運営の在り方検討」について、公募の結果、代表機関に日本原子力研究開発機構、参画機関に京都大学および福井大学を採択したと発表した。
 敦賀市の「もんじゅ」については、将来的に同サイトを活用し、新たな試験研究炉を設置することで、今後の原子力研究や人材育成を支える基盤となる中核的拠点となるよう位置付けされている。
 建設する研究炉は、10MW(1万kW)以下の中出力炉を見込む。「もんじゅ」サイト内の想定される設置場所としては、現在は山側資材置き場等として使用されている高台の土地を特定。今後、地質調査による建設の可否を含めた詳細な情報を得る必要があるものの、当該スペースの面積を確保すれば、一定の土木工事を行った上で、設置は可能としている。
 今後は、20年度中に概念設計に着手し、22年度中に詳細設計の開始を予定している。
 建設費は概算で約500億円。

hokuriku