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滋賀産業新聞
2020/11/12

【滋賀】野洲市 発達支援センターの建替え

 野洲市はこのほど、老朽化が進む同市発達支援センターについて、新たに建替えを行う「新発達支援センター整備計画」を公表した。現在、基本設計を岩佐建築設計事務所(大津市)で進めており、これを年度末にまとめ、実施設計については、来年5月上旬に入札の公告を目指している。また、22年度に実施する工事に関しては一般競争入札を予定しているが発注時期については未定。また、建築に掛かる工事費は5億円から6億円を見込んでいる。
 計画によると、新センターの整備予定地は、現在、同センター職員が駐車場として使用している野洲市小篠原1973他の敷地約2700平方b内。ここにS造2階建、延1480平方bの施設を建設する。1階は主に発達障害の子どもや保護者支援のための遊戯室、相談室など、その他、指導訓練室、検査室、医務室、静養室、観察室、事務所の機能を設置。2階は現在も併設されている「ふれあい教育相談センター」の機能を移し、不登校児童生徒の学校復帰や社会的自立に向けた支援を行う、ことばの教室、教育相談室などを設ける。また、46台分の駐車場を整備する。
 同市は、13年から同センターの整備検討を始めており、15年から16年度には近くにある人権センターを増築し、支援センターの機能を組み込む形で整備する方針で進めていたが、予定よりも十分な面積が確保できず、費用も当初想定していたよりかかるため再検討を行ってきた。
 現在の発達支援センター及びふれあい教育相談センターは、旧野洲町の母子健康センターであった建物を利用しているもので、敷地1466平方b内にS造平屋建、延約410平方bで、77年(昭和52年)に建てられており、築40年余りが経過し、施設の老朽化、耐震化の対策が必要であった。また、狭隘化の解消のために同市は新たに施設整備を実施する。

提供:滋賀産業新聞