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日刊建設タイムズ社
2020/11/10

【千葉】日産技術で支援業務/成田市リサイクルプラザ/長寿命化計画を策定/工事内容の決定など

 成田市環境部クリーン推進課は「成田市リサイクルプラザ長寿命化計画策定支援業務」を日産技術コンサルタント(千葉事務所・千葉市中央区椿森2―14―16)に委託する。長寿命化計画の策定にあたっては、2018年度に設備の詳細調査・劣化診断、長寿命化の基幹的設備改良工事案を作成。今回、▽工事内容の決定▽整備スケジュールの設定▽長寿命化計画LCC(ライフサイクルコスト)の検討▽長寿命化方針の決定――などの残業務を行い、計画を完成させる。
 今月6日に支援業務の一般競争入札を開札し、同社が予定価格176万円に対し175万円で落札した。最低制限価格は112万2000円(いずれも消費税抜き)だった。委託期間は21年3月31日まで。
 同業務の委託に先立ち、残業務を行うための施設の現況確認や必要な追加工事などを実施するための現地調査業務を、ウィズウェイストジャパン(埼玉県さいたま市大宮区大成町2―224―1)に委託。計画の策定にあたっては、同社と協議し、現地調査結果を基に計画をまとめていく。また、18年度の長寿命化計画策定支援業務は日産技術コンサルタントが担当した。
 今回の支援業務の主な内容は▽施設の概要と維持補修履歴の整備(機械器具類等)▽詳細調査▽劣化診断▽機能保全計画の作成▽成田市リサイクル長寿命化計画の策定――など。
 機能保全計画は、リサイクルプラザを延命化するため、主要設備・機器について必要な運転管理の方法、点検整備、延命化対策等をまとめる。
 長寿命化計画の策定においては、長寿命化計画の目標を設定し、長寿命化工事の内容を決定する。また、長寿命化を行う場合と実施せずに施設を更新する場合で、それぞれの廃棄物処理LCCを算出して定量的比較を行うとともに、長寿命化対策の実施による二酸化炭素排出量削減効果について検討し、長寿命化工事の実施方針を決定。併せて、長寿命化工事を踏まえた整備スケジュールを設定する。
 リサイクルプラザ(成田市小泉334―1)は1996年6月に着工し、98年3月に竣工した。敷地面積は約7800u。
 建物は粗大ごみ処理施設棟、不用品再生施設棟、貯留棟の3棟。粗大ごみ処理施設棟はRC・S造3階建て延べ2885u(建築面積1516u)で、処理能力40t/5h。不用品再生施設棟はRC造3階建て延べ1013u(建築面積369u)で、学習研修室、活動室、再生室、ストックスペース、情報コーナー、展示ホールで構成。貯留棟はRC・S造2階建て延べ361u(建築面積197u)で、ペットボトル減容器、圧縮物などの貯留設備が設置されている。
 元施工は、粗大ごみ処理施設が住友重機械工業、不用品再生施設棟の建築がナリコー、電気設備が山口電気工業、給排水設備が三和総業。基本計画及び工事監理業務は国際航業が担当した。

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