瑞穂市は、公共下水道の未整備地域である瑞穂処理区に終末処理場を整備するため、基本設計を三水コンサルタント岐阜事務所(各務原市)に委託し進めている。2021年3月19日までにまとめ、21年度に実施設計を委託する。工事の発注形態は現在検討を進めている官民連携手法導入の可否によるが、22年度内に着手する予定だ。
処理能力が日量1万9600立法bの終末処理場(ポンプ場や沈殿池、最終沈殿池、反応タンク、消毒設備、汚泥処理施設など)を牛牧地内に整備する。処理区域は約128f。処理後は隣接する起証田川に放流する。26年4月1日からの供用開始を目指している。整備用地面積は約4万2000平方bで、現状は主に農地となっている。
同市は、官民連携手法の導入可能性を探るプロジェクト・プランニング型PPP/PFI導入検討調査をNJS岐阜出張所(岐阜市)に委託している。課題整理や民間企業へのサウンディング調査、事業スキームの検討、PPP/PFI手法の導入効果検証などを調査し、実施方針案を21年3月1日までの履行期間で策定する。
導入が可能と判断した場合、21年度に要求水準書をまとめ、21年度第3四半期に事業者を公募し同度内に事業者を決定する予定。22年度に整備を開始する考えだ。
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建通新聞社