一般社団法人若狭地区建設業会(小浜市木崎 山本治和会長)の20年度安全大会が6日、同会館で開かれた。今年のスローガンである「行っていますか安全点検 受けていますか健康診断」のもと、木村和晴敦賀労働基準監督署長を招き、労災撲滅に対する意識を高めた。
物故者に黙祷を捧げた後、山本会長はあいさつの中で「新型コロナウイルス感染防止のため1社1人までの参加とさせて頂いた。今年は各種催しが軒並み中止になり、我々も開催するかどうか迷ったが、労災防止はやはり日頃の小さな意識付けの賜物。規模は縮小したが、活動は継続したい」と開催に至る経緯を語るとともに、出席者に対する感謝を述べた。
次に来賓の木村署長があいさつ。「時節柄、挙行が難しいところ開催できたのは、行政側としても嬉しく、有難く思う。理解と協力に感謝します」と語った。
引き続き、同署の青山和元安全衛生課長が「安全関係法令の改正等」をテーマに、改修工事に対するアスベスト対策の規制強化など変更部分を解説。その後、嶺南振興局若狭健康福祉センターの宮内梨沙栄養士が、望まない受動喫煙をなくすをテーマに健康経営を説明し、出席者は熱心に聴き入っていた。