大津市企画調整課は、23年度に整備が完了する「新名神大津スマートインターチェンジ及びサービスエリア」の開設に伴う地域活性化へ可能性調査等に着手する。来年8月頃にも地域活性化の方針を示す考えだ。
同市大石地域に新名神高速道路のスマートインターチェンジ及びサービスエリアが23年度に開設する見通しで、同高速道路を利用した周辺地域への交通量の増大、交流・流入人口の増加が期待されている。このことから対象となる地域のポテンシャル等について調査し、分析するとともに、結果を踏まえ同地域に所在する公有財産、地域資源等の活用による健康づくり・スポーツ振興を核としたまちづくりを進め、具体的な活性化策の検討を行う。
今後、取り掛かる可能性調査等は、開催を予定している国民スポーツ大会滋賀大会や、その他全国大会等での利用を見据えて拡充を行う予定の「大石緑地スポーツ村テニスコート」、「大石淀グラウンドゴルフ場」、「大石グリーンパーク」、「旧大津市スポーツハウス・リバーヒル大石」、「大津クリーンセンター跡地」等のスポーツ関連施設について、民間運営を含めた効果的な手法を調査。
大津クリーンセンター跡地への企業誘致検討についても、地域の活性化に資する施設の整備や健康・スポーツ関連企業の誘致を軸に検討し、製造業その他の地域雇用の創出や税収増加につながる企業誘致を含む可能性について調査、分析し提案する。
また、同市南部地域の活性化を目的に設置している「新名神大津SIC(仮称)利活用等地域活性化委員会及び同委員会内の部会」において、地域の活性化を見据えた具体的な検討を進め、地域特性、保有する資源、課題等を的確に把握し、当該地域の事業者、団体及び個人を主体とした、同地域へ活力や経済効果をもたらす有益な取組みについて、▽観光、▽物産、▽SA活用、▽情報発信の4つの視点をもって、具体的な提案を行っていく。
提供:滋賀産業新聞