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建通新聞社(中部)
2020/11/06

【岐阜】坂祝町 国のかわまちづくり支援制度活用を検討

 坂祝町は、国のかわまちづくり支援制度を活用し、河川空間の整備活用を検討している。その基本計画の策定業務を玉野総合コンサルタント岐阜事務所(岐阜市)が担当しており、2021年3月19日までにまとめる。内容としては日本ラインロマンチック街道の再整備などを検討しているが、具体的な内容や今後のスケジュールは未定だ。
 町内を流れる木曽川を文化資源、観光資源などとして活用し、地域の憩いの場ともなる河川空間を形成するため、かわまちづくり計画を策定する。町内の木曽川沿いには堤防道路、取組27号線(延長約4`、通称日本ラインロマンチック街道)が建設されている。堤防道路の上は歩行可能だが、河川の脇には降りられない状態となっている。景観を生かすため散策路を整備することなどを検討している。
 坂祝町では10月25日に日本ラインロマンチック街道で「軽トラ朝市」=写真=軽トラ朝市でにぎわう日本ラインロマンチック街道(坂祝町)を開いて農産物の販売を行った他、ワークショップを開き、にぎわいのある水辺空間を生み出すかわまちづくり計画の方向性や内容について検討を重ねている。これらの結果を踏まえて基本計画をまとめ、具体的な動きを開始する予定だ。
 かわまちづくり事業では、近隣自治体である美濃加茂市が木曽川沿川に中之島公園を整備した他、可児市が地元ボランティア団体の協力などにより木曽川沿川で遊歩道を整備した。また富加町は河浦川河川公園「とみぱーく」を建設した。

提供:建通新聞社