香川県総務部は「高松南警察署跡地」の一般競争入札による売却手続きを開始した。約2700平方bの宅地で最低売却価格を2億3425万円に設定している。12月4日まで入札参加登録を受け付け、同月18日に入札する。
対象の敷地は高松市花ノ宮町ノ1035ノ23(地番)の2752平方b。非線引都市計画区域で、用途地域は大半が第1種住居(建ぺい率60%、容積率200%)、一部が近隣商業(建ぺい率80%、300%)。景観法に基づく景観計画区域(栗林公園周辺計画形成重点地区)の指定がある。
高松南警察署の跡地を巡っては、県が有効活用を目指して事業者を公募。社会福祉法人を売却先に決めたものの、同法人が事業中止を申し出たため16年に契約を解除。その後、改めて事業者を公募し、複合型施設の建設計画を提案した瀬戸内海放送グループを事業者に決定したものの、同グループも計画を撤回したため、県が今年1月に契約を解除していた。
提供:建通新聞社