静岡県は、2020年度上半期の公共事業執行状況をまとめた。発注実績は1476億9300万円となり、前年度上半期に比べて27・2%、316億円上回った。県は「新型コロナウイルス感染症の影響により停滞している県内の景気を、公共事業の積極的な執行で下支えする」として、上期の発注量増を図ってきた。上半期の発注率は75・2%で、このうち第1四半期は47・9%の実績となった。年間対象事業費1963億1700万円に対し、1476億円余を執行した。交通基盤部の発注率(営繕除く)は74・7%で、889億1200万円を執行し、施工の平準化に向けての発注が進んだかたちとなった。
20年度年間の対象事業費(工事費+用地関連委託費)は1963億1700万円で、上半期の実績は75・2%を発注したことから、残る事業費486億2400万円は下半期発注となる。また、平準化への取り組みとして第1四半期は939億8300万円、第2四半期は537億1000万円の執行実績となった。
部局別では、交通基盤部の営繕を除いた実績が74・7%、889億1200万円、営繕が59・8%、34億7700万円。経済産業部は82・1%、280億7300万円、くらし・環境部は47・1%、34億6300万円、教育委員会は90・6%、79億9000万円、企業局は69・7%、53億5700万円をそれぞれ執行した。
提供:建通新聞社
(2020/11/4)
建通新聞社 静岡支社