県営繕課は2日、衛生環境研究所(湯梨浜町南谷)施設の空調用熱源機器改修工事の設計内容を固めた。施工形態は管工事A級2社JVを採用し、今月上旬までに制限付き一般競争入札として公告する。工事費は3億5000万円。
築後20年近くが経過した施設では、空調用中央熱源機器のアンモニア冷凍機が老朽化し、アンモニアの漏えいが発生するなど頻繁に不具合が生じている。このため既設熱源機器のアンモニアチラーユニット4基を撤去して空冷ヒートポンプチラーユニット7基を新設する。
併せて各室内に配置してある送風機・熱交換機ファンコイルユニット(FCU)を更新する。
改修予算は9月県議会で21年度にまたがる「債務負担行為」を取り付けており、工期は12月から来年11月25日まで。
入札にあたっては簡易評価型総合評価を適用。公募条件は県内管工事A級の自主結成による2社JVとし、代表者には格付け点数1190点以上と同種工事実績を求める。
同課では今9日にも調達公告して12月2日に開札する。債務負担の予算措置上、落札者は20年度に約1億4000万円、21年度に約2億1000万円の「受注額」が加算される。
日刊建設工業新聞