建設新聞社
2020/11/02
【東北・青森】山下設計が受託候補者/野辺地町新庁舎建設の公募型プロポ
青森県野辺地町は、新役場庁舎の建設を計画し、基本・実施設計の委託先選定へ公募型プロポーザルを進め、山下設計を受託候補者に選定した。今後、11月上旬にもに委託上限額5350万0700円(税込み)で随意契約を行う方針。履行期限は2021年10月30日まで。
参加者は同社を含め7社で、資格・技術力や業務実施方針および手法などの評価で同社が83・6点の最高点となり選定された。
同町では、既存庁舎の老朽・狭あい化に伴い、野辺地中学校南側の新町地区に新庁舎の建設を予定していたが、昨年の6月議会で新庁舎工事請負契約案が否決されたことを受けて事業の見直しに着手。否決後に行った町民アンケートで、建設場所は既存庁舎がある本町地区を望む声が多数を占めたため、同地区を建設候補地として基本構想の修正を行い、それに基づいた基本・実施設計を作成する。
業務概要は、同町野辺地地内の既存庁舎の敷地と取得を予定している隣接する民有地を含めた3900平方b程度を建設用地に@庁舎棟(延床面積3000平方b以内を目標)A倉庫棟(延床面積850平方b程度)B車庫棟(延床面積250平方b程度)C外構(駐車場・植栽・解体等含む、敷地面積3900平方b程度)D旧庁舎の解体(第1庁舎棟=W造、延べ1296・62平方b、第2庁舎=W造、延べ433・34平方b、第3庁舎=RC造、延べ579・24平方b、会計課書庫=W造、延べ55・42平方b、車庫=W造、延べ102・77平方b)―に関する基本設計および実施設計を作成する。
町では20年度で基本・実施設計に着手、21年度の実施設計完了、22年度の着工、24年8月の完成を目指すとしている。
なお、20年度当初予算に新庁舎建設費として1億1339万6000円(役場庁舎基本・実施設計等業務6300万円、アスベスト含有調査業務39万6000円、庁舎用地購入5000万円)を措置。基本構想での概算事業費は庁舎、倉庫・車庫、外構工事費として19億0752万8000円(設計・調査費6400万円、工事費16億5692万8000円、工事監理費2000万円、用地買収費5580万円、備品購入費8000万円、システム移設費2900万円、各種申請手数料180万円)を試算している。
提供:建設新聞社