黒部市は、4つの小中学校跡地利用に係る対話型(サウンディング型)市場調査を実施するにあたり、13日まで民間事業者の参加を受け付ける。
市では2012年に「黒部市小中学校再編計画」を策定以来、規模の適正化に向けた小中学校の再編に取り組んできた。この結果、旧東布施小学校、旧前沢小学校、旧鷹施中学校、旧宇奈月中学校が廃校になり、跡地利用については民間活力の導入による利活用を目指している。対話は、資産の市場性やアイデアを把握し民間事業者が参入しやすい公募条件の設定を行うとともに、地域課題や配慮事項を事前に伝え、優れた事業提案を促すことを目的とする。
対話の内容は、事業性を高めるための重要な視点・課題や施設整備・運営手法、事業費・資金計画など。16日に事前説明会および現地見学会を開催。21年1月12〜20日に個別対話を行い、実施結果を年度内に公表する。
対象校の基本情報は次の通り(校名 建設規模 敷地面積―の順)。
▽旧東布施小 校舎RC造3階建て延べ2528平方メートル、体育館RC造2階建て延べ669平方メートル 1万1372平方メートル
▽旧前沢小 校舎RC造3階建て延べ2546平方メートル、体育館RC造平屋建て716平方メートル 1万5977平方メートル
▽旧鷹施中 校舎RC造4階建て延べ4189平方メートル、体育館・武道館RC造3階一部2階建て延べ1787平方メートル 2万6734平方メートル
▽旧宇奈月中 校舎RC造3階建て延べ4793平方メートル、体育館RC造2階建て延べ1782平方メートル 4万1290平方メートル