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日刊建設タイムズ社
2020/11/02

【千葉】事業費40億で2・2q/佐倉市/都計道岩富寺崎線を整備/22年度の着工目指す

 佐倉市土木部道路建設課は、主要地方道佐倉印西線を補完する道路として「都市計画道路3・4・29岩富寺崎線」を整備する。路線の総延長は約5・17qで、このうち未整備区間となっている東関東自動車道の新林橋付近から起点の国道51号交差点までの約2・2qを整備する計画。総事業費は用地費を含め約40億円を見込む。昨年度に同区間の道路用地と隣接地の境界が確定したため今後、用地取得に着手し、2022年度の着工、26年度末の完成・供用開始を目指す。
 10月10日には南部地域福祉センター2階会議室で、地域住民を対象とした説明会が開催され、道路建設課が事業概要について説明した。
 今後のスケジュールについては▽20〜24年度=用地交渉、用地取得(東関道側から着手予定)▽22〜24年度=埋蔵文化財調査▽22〜26年度=道路工事▽23〜26年度=橋梁工事▽26年度末=完成、供用開始――としている。
 東部地域や南部地域など市の南北を結ぶ幹線道路が主要地方道佐倉印西線のみとなっているため、岩富寺崎線はこれを補完する路線として整備する。
 岩富寺崎線は、岩富地区の国道51号交差点を起点に、寺崎北地先の県道佐倉停車場千代田線との交差点を終点とする総延長約5・17q・幅員18mの道路。
 このうち、東関道の新林橋付近から終点の寺崎北地先の交差点までの約2・97qは供用済みとなっており、起点の国道51号交差点から新林橋付近までの約2・2qが未整備区間となっている。
 同路線の幅員は、法面を除く一般部が18m。幅員構成については片側車線で車道3・25m、路肩0・75m、自転車道2m、歩道3mとして、両側を整備する。道路区分は第3種2級。設計速度60q/h。計画交通量として1日1万363台を見込む。
 同路線には東関道と立体交差する新林橋があるが、幅員が足りないため、拡幅や新設などを今後、検討する。
 同区間については14年度から、路線測量、地質調査、道路詳細設計、用地測量など、工事に向けた準備を進めてきた。
 昨年度に同区間の道路用地と隣接地の境界がほぼ確定したことから、用地取得を進め、着工を目指すことになった。
 15年度には地質調査と道路詳細設計を実施。地質調査は両総コンサルタント、道路詳細設計を高島テクノロジーセンターが担当。また、16〜19年度に用地測量を実施。
 16〜18年度は協和測量、19年度はサンテックインターナショナルがそれぞれ担当した。
 同路線の開通により、物流の効率化や周辺地域での渋滞緩和のほか、災害時の緊急輸送道路(国道51号)へのアクセス道路として、佐倉印西線とともに重要な役割を果たすことが期待されている。k_times_comをフォローしましょう
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