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建通新聞社(東京)
2020/11/02

【東京】都 青鳥特別支の改築で設計プロポ

 東京都財務局は11月2日、青鳥特別支援学校の改築に向けた基本設計の業務委託先を選定するため、プロポーザル手続きを開始する。2020年度から同局が新たに導入した「成績評価重視型」を初めて適用。既存の校舎棟などを解体撤去し、延床面積約1万4000平方bの新たな施設を整備する。11月9〜13日に参加表明書を受け付け、同月20日に技術提案書の提出を要請する。21年1月13日のヒアリングを経て、2月8日の見積もり合わせで事業者を決める。
 青鳥特別支援学校(世田谷区池尻1ノ1ノ4、敷地面積9993平方b)は、知的障害の高等部単独校。
 既存施設は▽普通教室棟(鉄筋コンクリート造3階建て延べ811平方b、1974年完成)▽管理棟(同造3階建て延べ2339平方b、76年完成)▽特別教室棟(同造3階建て延べ782平方b、67年完成)▽体育館(鉄筋コンクリート造平屋734平方b、83年完成)▽フェニックス会館(同造2階建て延べ1145平方b、74年完成)―などがある。
 これらの建物の老朽化が進行していることに加え、新たに職能開発科を設置する必要があることから、仮設校舎を設置して既存建物を全て取り壊し、新たな校舎・体育館・プールを整備する。
 新たな学校の規模は43学級・定員341人を想定。延床面積は約1万4060平方bで、構造や階高は決まっていない。
 基本設計の参考業務規模は8500万円程度(税込み)。履行期限は22年2月末。
 敷地測量を20〜21年度に、地盤調査を21年度に完了させた上で、22年度から実施設計に着手。23年度中にまとめ、23〜24年度で解体工事を実施する。新築工事は24〜26年度を予定している。
 
 「ひとくちメモ」
 
 財務局が実施する成績評価重視型のプロポーザル案件では、技術提案書の評価項目に「設計等委託成績評定」を加える。豊富な経験が要求される業務には成績評価重視型を、広く参加者を募集する業務には従来の提案評価重視型を用いる。

提供:建通新聞社