建設新聞社
2020/10/30
【東北・青森】新町街づくりが複合型商業施設「THREE」ほか新築を公告
新町街づくり(青森市堤町2の1の3 工藤猛代表取締役)は、青森市新町の百貨店・中三青森本店解体跡地に、複合型商業施設「THREE」ほかの新築を計画しており、施工者選定へ条件付き一般競争入札を公告した。申請書の提出は11月10日17時まで(持参または郵送)、開札は同27日10時から行う。
参加形態は2社によるJVで、代表者は東北6県内に営業所または支店を有し、2020・21年度青森市業種別工事業者名簿の等級が建築一式工事でA級に格付けされ、同名簿での客観点1700点以上の者。構成員は青森市に本店を有し、同名簿の建築一式工事A級に格付けされ、客観点1000点以上であることなど。
これは、青森市新町1の7の1地内に1974年に開業した中三青森本店が、老朽化により耐震対策が必要と判断されたことなどから、店舗を解体し、跡地に市街地活性化を目的に新店舗や集合住宅が入居する複合施設と立体駐車場の整備を立案したもの。
計画では、立体駐車場周辺一帯も含む建築面積4123・83平方bに、RC造およびS造14階建て、延べ1万6884・98平方bの本館(商業・集合住宅棟)「THREE」と、S造5階建て、延べ7301・61平方bの自走式立体駐車場・店舗棟「アネックス棟」を建設。本館は1〜4階を中三百貨店をはじめとする商業施設とし、5階以上は集合住宅棟で構成し、戸数は86戸となっている。隣接する224台収容の自走式立体駐車場は、1階部分に商業スペースを設ける。また、雪国でも快適に利用できるように本館3階と駐車場4階に連絡通路を設置する。
今回の工事では、本館と自走式立体駐車場の両棟の建築工事、電気設備工事、機械設備工事、昇降機設備工事、外構工事の各一式を行う。工期は2023年3月15日まで。
今後、施工者選定後、建設工事を進め23年3月までに内装・環境工事を整え、同年春ごろのグランドオープンを目指す。
なお、実施設計は菅野宏史建築設計事務所・工藤真人建築設計事務所JV、事業開発はMiK、マンション事業はタカラレーベン東北が担当。総事業費は約90億円を試算している。
提供:建設新聞社