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建通新聞社(岡山)
2020/10/28

【岡山】岡山市 無電柱化推進計画案まとめる

 岡山市は、2020年度から10年間の無電柱化の基本的な方針を示した「岡山市無電柱化推進計画(素案)」をまとめた。
 同市の無電柱化の現状は、17年度末時点で市内の全道路(高速自動車国道・高速道路会社管理道路を除く)のうち、電柱や電線類のない延長の割合が約1・5lと特別区、政令市の中でも低水準となっている。このため、推進計画の策定により、総合的かつ計画的な事業推進を図る。
 市は、防災性の向上、安全性・快適性の確保、良好な景観形成などの観点から市街地の幹線道路を中心に電線共同溝の整備を進めているが、今後は郊外部の道路についても新設電柱の占用を制限するなどして無電柱化を推進していく考え。
 素案では、今後、無電柱化が必要な路線として、(都)米倉津島線(北区西崎1〜北区岩井1、延長400b)、(都)大元二日市町線(北区奥田本町〜北区奥田1、延長100b)、県道岡山港線(南区新福2〜北区十日市西町、延長1600b)、市道いずみ町青江線(北区いずみ町、延長600b)、市道本町表町線(北区平和町〜北区磨屋町、延長300b)、市道平和町1号線他(北区平和町〜北区表町1、延長600b)、市道田町3号線(北区磨屋町〜北区田町2、延長500b)、市道岩田町大学町線(北区柳町2〜北区本町、延長600b)の8路線を挙げた。また、これ以外の路線についても必要に応じて事業を進めるとしている。
 事業の実施にあたっては、一般的な電線共同溝方式(道路管理者が電線共同溝を整備し電線管理者がケーブル・地上機器を整備する方式)の低コスト化、単独地中化方式(無電柱化の必要性の高い道路のうち、電線共同溝の整備を行わない道路については電線管理者に単独地中化方式による無電柱化を要請)、軒下配線方式・裏配線方式など多様な手法を検討するとした。

「提供:建通新聞社」