法務省が計画する少年院「湖南学院」の宿舎老朽化対策工事が、国土交通省による21年度各省各庁営繕計画書に関する意見書において、「特A」(特に緊急を要する)に位置付けられた。
意見書によると、老朽化対策の対象となるのは、宿舎(W3階建て延べ472平方メートル)ほか。全体事業費には2億70万2000円が見込まれる。
湖南学院(金沢市上中町ロ11の1)は、家庭裁判所において少年院送致決定を受けた義務教育終了後おおむね15歳以上の男子を収容する北陸地方で唯一の少年院。老朽化に伴い、09年度に宿舎RC造3階建て延べ約738平方メートル(3LDK9戸収容)、11年度末には庁舎棟RC造2階建て延べ約1254平方メートル、サービス・教育棟同延べ約1065平方メートル、寮室棟同延べ1109平方メートル、保護室棟同平屋建て42平方メートル、体育館RC造・S造平屋建て547平方メートル、設備室棟RC造平屋建て117平方メートル、車庫棟同120平方メートルの整備を終えている。