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日刊建設工業新聞
2020/10/27

【鳥取】三朝小学校の新築工事/基本計画案を全協で説明/概算事業費35億円に

 新築工事を計画している町立三朝小学校の「施設等整備基本計画案」がまとまり、22日開かれた三朝町議会全員協議会に示された。現在想定している概算事業費は35億円。
 現在の三朝小学校の校舎は、経年劣化など、今後使用する上で懸念される点が多く、町はこれまで新小学校整備について検討を進めてきた。
 今年1月には外部委員を含めた検討委員会を設置。建設候補地について「安全面や教育の充実化などの観点から、三朝中学校敷地内が最も望ましい」とする考えをまとめ、町は6月に議会へ報告した。
 今回、町教育委員会がまとめた基本計画案の整備方針は、今後の児童数の減少を想定し、小中学校施設の一体化を見越した整備案。2035年頃を目安に一体化し、その後は現中学校を解体し、新しい体育館などを整備する。
 基本設計段階の新小学校の建物規模(小中一体化前)は、校舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ床面積6840平方b。内装には極力町内産の木材を使用し、可能な限り木質化することを構造計画とした。
 また、屋内運動場は、三朝中学校隣接地にある農林漁業者トレーニングセンターを改修。建物規模は、鉄骨造2階建て延べ床面積1161・2平方b。プールは、三朝中学校隣接地の町民プールを改修し、25b×6コース(FRP)を設置する見込み。
 町は29日以降、パブリックコメントなどで町民から意見を募集し、それらをまとめ上げて教育委員会や議会に諮る。
 同町教育総務課では「12月定例会補正予算案に実施設計費を計上したい」と話しており、今のところ22年度から着工し、24年度中の完成を目指している。

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