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２０２７年に横浜で国際園芸博覧会（園芸博）を開くための全国的な推進組織「２０２７国際園芸博覧会推進委員会」が11月６日に設立される。会場整備などを手掛ける博覧会協会の設立準備や全国的な機運醸成などが目的。同日に東京・大手町の経団連会館で設立総会を開いて組織体制や20年度の事業計画・収支予算などを審議する。推進委の会長に日本経済団体連合会の中西宏明会長、会長代行に横浜市の林文子市長と横浜商工会議所の上野孝会頭、副会長に日本造園建設業協会の和田新也会長ら、顧問に神奈川県の黒岩祐治知事らが就く。
　横浜での園芸博は米軍・旧上瀬谷通信施設２４２�f（横浜市瀬谷区・旭区）のうち、国有地を中心とした80〜１００�fに会場を設けて27年３〜９月に開催する計画。１９９０年に大阪で開かれた「国際花と緑の博覧会」以来となるＡ１クラスのイベント（国家的なプロジェクトとなる国際園芸博覧会）で、19年９月に国際園芸家協会（ＡＩＰＨ）が横浜市の開催申請を承認済み。今年２月には国土交通省と農林水産省がＡＩＰＨに政府支持書を提出した。
　横浜市では園芸博の基本計画案を20年度内に作り、会場整備などを手掛ける博覧会協会への提案に備える。また、園芸博とその後のまちづくりに向けて、22年度に旧上瀬谷通信施設の全域を対象とする土地区画整理事業や新交通システムの工事をスタートさせる。

提供：建通新聞社